WHOが新規にグローバル大気品質ガイドラインを発布

世界保健機構(WHO)は9月22日に新規にグローバル大気品質ガイドラインを発布しました。これは増大する大気汚染による死亡者数を削減する一助となることを狙ったものです。 

改訂ガイドラインはPM、オゾン(O₃)、二酸化窒素(NO₂)亜硫酸ガス(SO₂)、一酸化炭素(CO)といった大気汚染物質のレベルを削減する目的で制定されています。 

この動きを50年以上産業用途にオイルミスト、ダスト、煙、フューム用フィルターを製造供給してきているアブソーレントエアケアグループは歓迎しています。 

以下はアブソーレントエアケアグループCEOのアクセルバーントソンのコメントです。 

“WHOのプレスリリースでは10ミクロンメーター並びに2.5ミクロンメーター(それぞれPM₁₀ , PM₂.₅)以下のPM物質が人々の健康に深く関わっていると言及しています。私たちが過去から申し上げております通り、PM₁₀ PM₂.は人体の肺に深く入り込むことが知られています。加えてPM₂.に至っては血管に入り込み呼吸器・循環器や他の臓器の疾病原因となりえると言われています。” 

PM物質は輸送中の燃料消費、職場・家庭でのエネルギー消費、工業プロセスといった場所が主な発生源となります。 

アクセルのコメントの続きです。 

“大気汚染といえば普通は屋外の大気のことを考えます。しかしながら、屋内の空気は負けず劣らず重要です。大部分の成人は休息中に一分間12-20回の呼吸をします。これは日当たり17,280―28,800回にあたり、その平均は23,040回となります。 

時間当たりならば960回となります。もし、職場の空気が汚染されていた場合、そこに8時間勤務する人は毎日7,680回も汚染された空気を吸っていることとなります。 

“PM物質には様々な製造プロセスから排出されるオイルミスト、ダスト、煙、フュームといった固体・液体も含まれます。”

“当社は産業用のエアフィルターを全世界60以上の国で販売しており、お客様従業員の方の健康を第一に考えることを長年にわたって提唱してきました。従業員の方への雇用者としての義務を果たすと同時に、製造現場の空気を清潔で安全に呼吸できるように保つことに 

よる実体的な見返りもあります。それは製品品質の向上、ロスタイム削減、従業員のより容易な採用、定着率の向上といったものです。“ 

WHO欧州地域理事のハンス・ヘンリ クルーゲ博士は清浄な空気は人間の基本的権利であり、健康で生産性の高い社会の必須条件であると述べました。これはアブソーレントエアケアグループが心の底から賛同する言葉です。アクセルは続けます。 

“世界中の多くの人々がひどく汚染された空気の中で働く現状は大問題と考えます。そうした人、その雇用主、我々のお客様はもっと良い状態にあるべきと信じます。我々の使命はその知見と問題解決能力によって様々な企業において空気を清浄化する助けとなることです。”

WHOのプレスリリースの原文は以下から参照できます。 

https://www.who.int/news/item/22-09-2021-new-who-global-air-quality-guidelines-aim-to-save-millions-of-lives-from-air-pollution